祝!東京都庁、ミートフリーマンデー・ベジメニュー導入!(Tokyo Metropolitan Government launches Meat Free Monday veggie menu)
●本日10月1日より、東京都庁の職員食堂でベジメニューがスタートしました(一般の方もご利用可能!)。
●小池知事が下記のコメントで明らかにしている通り、今回の決定は、環境問題や飢餓問題について食の面からも考えていく必要があるとの観点に基づいたものであり、また、「ミートフリーマンデー(週一ベジ)」キャンペーンを積極的に進めているポール・マッカートニーからのアドバイスを踏まえたものでもあります。このタイミングでの発表も、今月末のポールの来日に合わせたものです。
(注:当方MFMAJは、ポール&英国MFM本部と東京都庁との間で、これまで様々な連絡・調整を行なってきました。)
●第一本庁舎では、毎週月曜日(ミートフリーマンデー!)にベジ定食が提供され、ベジ対応の単品メニューが毎日提供され、また、第二本庁舎では、単品のベジメニューが毎日提供されます。そして嬉しいことに、都庁職員だけでなく、一般の方(もちろん観光客も含め)も利用できます。
●東京都という国際的大都市がベジメニューを導入するということは、世界的に大きなインパクトを及ぼすものであり、ここ数年、ベジへの関心が急速に高まっている中、他の自治体・企業・学校や世界の主要都市にも影響を与えるものと思われます。
また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、開催都市がベジ・インバウンド対応の面で積極的な姿勢を示したものとして、国際的にも大きく評価されることでしょう。
そして何よりも、小池知事及び東京都が「ミートフリーマンデー」キャンペーンに賛同していただいたことに心から感謝したいと思います。東京都の担当者は、「今回の取り組みは、『ミートフリーマンデー』キャンペーンの提唱者でもあるポール・マッカートニー氏の東京公演を前に、日本国内に運動を波及する重要な一歩となるでしょう」と述べています。
●MFMAJとしては、小池知事の今回の大きな決断に心からの感謝と賛辞を送りつつ、これを機に各方面でベジの機運がさらに高まるよう期待しています。また、東京都の担当者によれば、今後、利用客の反応も踏まえながら、メニューの数や曜日を増やすこともあり得るとのことなので、多くの方々が都庁を訪れ、ベジメニューを楽しんで頂ければと思います。
なお、英国MFMサイトにも今回の決定についての記事が掲載されていますので、こちらも併せてご覧ください(英文)。ポールが昨年の内閣府ベジメニュー導入のニュースに喜び、当方MFMAJとも協力しながら、東京都に同様の取り組みを勧めるレターを発出したという経緯や、小池知事のポールに対する返信内容等が紹介されています。https://www.meatfreemondays.com/tokyo-government-hq-launches-meat-free-monday-menu/
●【小池知事コメント】(英国MFM本部とMFMAJに小池知事よりコメントが寄せられましたので、以下全文を掲載します。)
◎私はかつて日本の環境大臣を務めるなど、環境問題に特に力を入れて取り組んできました。都知事就任後は、C40の副議長として、世界の主要都市と連携して気候変動の危機に立ち向かっています。
◎気候変動は農業生産に大きな影響を与え、世界的な食糧不足をもたらしかねません。現に世界人口の9人に1人が飢餓の状況にあります。その一方で、牛肉1㎏を生産するのに、飼料として11㎏の穀物が必要です。私たちは、そのことを良く認識して行動する必要があります。
◎ポール・マッカートニー氏から貴重なアドバイスを頂き、10月から都庁の職員食堂でベジメニューを開始することにしました。これを機に、日々の食の面からも、環境問題に取り組んでいきたいと思います。
◎ヴィーガンに対応したメニューも用意します。職員食堂は、職員だけでなく、来訪された方、観光客の方も利用できます。ダイバーシティという観点からも、重要な取組と考えています。
(参考:東京都庁の発表 http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2018/09/28/13.html)